ハーレーの運転は全モデルで大型二輪免許が必須

大型二輪免許

日本では、公道上で排気量が400ccを超えるバイクを運転するためには大型自動二輪車免許(大型二輪)が必要です。したがって、全モデルで400ccをはるか上回る排気量を持つハーレーダビッドソンを運転したい場合は、大型自動二輪車の運転資格を取得するのは必須です。

大型二輪は他の自動車と同じように、所定の試験場で学科試験と実技試験に合格すれば運転できるようになります。しかし、一発試験で合格する人は極めて少数であり、大半の人は公安委員会指定の自動車教習所で知識と技能を習得し、本免技能試験の免除を受けられる要件を満たした上で本番の試験に臨んでいます。まったく運転に関する知識や技術が無い状態から教習所で大型二輪車の運転技術や交通のルールを学ぶ場合、入校してから卒業するまでには少なくとも16日はかかります。合宿コースを選べばこの最短日数で卒業できる可能性がありますが、仕事をしたり、大学の授業を受けたりしながら教習所に通う場合は1~2ヶ月程度は教習を受けるためのスケジュールを確保しておく必要があるでしょう。

なお、近年はオートマチック車の普及により、AT限定の運転免許を取得する人が大変多いですが、大型二輪ではAT限定がついた状態で運転できるバイクは排気量が650ccまでと制限されています。ハーレーの排気量はすべてのモデルでこの制限値を大幅に超過しているため、AT限定がついた大型二輪では運転することができないので注意が必要です。