人気モデルが多いハーレーとオイル

オイル

長い伝統に培われたブランド力で、他の追随を許さないメーカーがハーレーダビッドソンです。人気モデルも豊富で、日本では中古でも高い人気を誇っています。

バイクは、エンジンオイルで性能と寿命が決まります。ハーレー用の油は、20W50とシングル50という2つの種類があります。シングル50は、通常はショベルヘッド用に使われています。しかし、暖かい季節であればエボリューションでも使うことができます。どの油を使うかは、外の最低気温によって決まります。

主なエンジンは空冷で、走るとエンジンが冷えてしまいます。東京などの都会をバイクで走っていると、渋滞に巻き込まれてしまうことも少なくありません。そうなると、オーバーヒートが珍しくなくなります。夏であれば、なおさらエンジンは過熱します。

油には、潤滑油としての役割だけでなく、エンジンの過熱を防ぐ役割もあるのです。ハーレーでは、ドライサンプ方式を採用しています。ドライサンプ方式では、加熱した油をタンクへ一時的に戻します。そしてタンクで冷やしてから再度エンジンに送るのです。

50番は、オーバーヒート対策になります。ただ、50番を使う場合は気温に気を付ける必要があります。10℃以下の気温では使うことができません。

バイクを持っていても、忙しくてなかなか走れないという人は少なくありません。あまり走行していない場合でもオイル交換は必要なので、冬前には必ず交換するようにします。